この記事で紹介するのは、動物栄養学の博士による基礎設計のもと作られたキャットフードファーストチョイスです。
ファーストチョイスは愛猫の健康維持に最適なキャットフードなのでしょうか?
ここでは「ファーストチョイス 成猫 1歳以上 サーモン&チキン」を原材料や成分表などから評価していきたいと思います。
実際に購入した飼い主の方の口コミやお得な購入方法なども紹介しているので今後のキャットフード選びの参考にしてみてください。
ファーストチョイスの概要
総合ポイント 3.9pt
商品名 | ファーストチョイス 成猫 1歳以上 サーモン&チキン |
販売業者 | アース・バイオケミカル株式会社 |
フードの目的 | 総合栄養食 |
タイプ | ドライタイプ |
添加物 | 不使用 |
穀物 | 玄米、コーン、コーングルテンミール |
原産国 | カナダ |
対象年齢 | 成猫用 |
原材料
好ましくない原材料は赤色で表示しています。
危険な原材料についてはこちらを参照ください。
成分表
成分表の見方についてはこちらを参照ください。
エネルギー(100gあたり):353.0kcal
ファーストチョイスの評価
総合ポイント 3.9pt
原材料 | 3pt |
添加物 | 4.5pt |
アレルギー | 3.5pt |
成分 | 4pt |
コスパ | 4.5pt |
原材料:粗悪な原料を使用していないか?
危険な食材 | ・ビートパルプ ・たん白加水分解物 |
ビートパルプとは、甜菜(てんさい)から砂糖を搾り取った後に残る繊維部分のことです。
製造過程で使用した薬剤が残留している可能性があることで危険性があるといわれています。
たん白加水分解物とはフードにコクやうま味を与えるアミノ酸混合物です。
3つの製造方法(塩酸分解法、酵素分解法、熱水抽出法)があり塩酸分解法で製造するとクロロプロパノールという発ガン性の疑いがある物質が少量生成されます。
本商品がどの製造方法か不明なため安全性が不明確です。
ただ過剰に摂取しすぎなければそれほど気にしなくても大丈夫でしょう。
添加物:危険な添加物は使用していないか?
【危険な添加物】
エトキシキン(酸化防止剤) | なし |
BHA(酸化防止剤) | なし |
BHT(酸化防止剤) | なし |
合成着色料 | なし |
没食子酸プロピル(酸化防止剤) | なし |
ソルビン酸カリウム(保存料) | なし |
亜硝酸ナトリウム(発色剤) | なし |
プロピレングリコール(保湿剤) | なし |
グリシリジン・アンモニエート(甘味料) | なし |
危険性のある添加物は使われていません。
ビタミンやミネラルといった栄養添加物を使用していますが、素材だけでは不足しがちな栄養を補うもので危険性はありません。
アレルギー:アレルギーになりやすい食材を使用していないか?
【アレルギーの原因になりやすい食材】
牛肉 | なし |
魚 | なし |
鶏肉 | あり |
乳製品 | なし |
とうもろこし | あり |
小麦 | なし |
ラム肉 | なし |
お肉はタンパク源として使われるので仕方ありませんが、鶏肉はアレルギーの原因として報告されることがあります。
愛猫が鶏肉にアレルギーを持っている場合は他のフードを利用するようにしてください。
また穀物であるとうもろこしも含まれています。
成分:栄養バランスは?
成分 | 数値 | 高〜低 |
タンパク質 | 29.0%以上 | 標準 |
脂質 | 13.0%以上 | 低め |
繊維質 | 7.0%以下 | 高め |
灰分 | 9.0%以下 | 標準 |
水分 | 10.0%以下 | ー |
カロリー | 353.0kcal/100g | 標準 |
脂質が控えめでヘルシーなフードになっています。
毛玉ケア用ということで繊維質は高めとなっています。
コスパ:価格は適切か?
価格 | 964円(税込)※Amazon参照 |
容量 | 1.6kg |
100gあたりの価格 | 60円 |
商品サイズ1.6kgの場合、100gあたりの価格は60円となっています。
比較的安価でコスパに優れたフードです。
ファーストチョイスの特徴
主原料に肉原料を使用
第一主原料には鶏肉が使われています。
本来肉食である猫にとって肉原料は健康維持に必要不可欠な食材です。
肉類をメインにすることで健康維持に必要な動物性タンパク質を十分に摂ることができます。
獣医師が開発
ファーストチョイスは獣医師が最新栄養学に基づいて開発しました。
下部尿路の健康を維持のためにマグネシウムの含有量を調整し、健康的な被毛のためオメガ3脂肪酸やオメガ6脂肪酸などの栄養素をバランスよく配合しています。
人工添加物不使用
原材料には合成保存料や合成着色料といった人工添加物が使われていません。
人工添加物を与え続けると猫の健康に悪影響を与える恐れがあります。
猫の健康を考えると人工添加物不使用のフードが望ましいです。
酸化防止剤についても天然由来のものを使用しているので安全です。
口コミ・評判
今後もメインのフードとして利用したいです。
小分けになっているのも嬉しいポイントです。
添加物を使用していないので安心して利用できます。
もう少し様子をみたいと思います。
食いつきは比較的好評ですが一部食べない子もいるようです。
少量ずつ小分けになっているのも好評でした。
粒の大きさ
直径約7mmでハート形の形状をしています。
キャットフードの中でも小粒なので子猫や小型猫でも食べやすいサイズです。
また、噛む力や消化器官が衰えたシニア猫にもおすすめです。
商品ラインナップ
ファーストチョイスには、以下のラインナップがあります。
【子ねこ チキン】
チキンが主原料の子ねこ用
560g/1.6kg
【成猫 白身魚&チキン】
白身魚が主原料の成猫用
560g/1.6kg
【成猫 サーモン&チキン】
チキンが主原料の成猫用
560g/1.6kg
【成猫 鴨肉&サーモン】
生鴨肉を使用した成猫用
560g/1.6kg
【高齢猫 サーモン&チキン】
チキンが主原料の高齢猫用
560g/1.6kg
【成猫 サーモン&白身魚】
去勢・避妊した猫用
560g/1.6kg
【成猫 チキン】
下部尿路維持ケアの成猫用
530g/1.5kg
【高齢猫 チキン】
下部尿路維持ケアの高齢猫用
530g/1.5kg
【15歳以上 チキン】
腎臓の健康維持15歳以上の猫用
530g/1.5kg
与え方
ファーストチョイスの1日あたりの給与量は以下になります。
こちらの数値を参考に与えるようにしましょう。
ただし、個体差によって変わるので目安として考えるようにしてください。
適切な給与量は犬種、性別、年齢、運動量などによって異なります。
体重の増減や便の状態などを見ながら調整していくようにしてください。
キャットフードの切り替え方
キャットフードを切り替える時は、徐々に新しいものへ切り替えていくことをおすすめします。
急に新しいキャットフードに切り替えると、場合によっては下痢や嘔吐などを引き起こすことがあります。
愛猫の身体への負担を軽減させるためにも、便の状態や体調などを見ながら少しずつ新しいフードに慣れさせるようにしてください。
1〜3日目
前のフードをメインに新しいフードを少量ずつ混ぜる。
4〜6日目
新しいフードの割合を少しずつ増やしていく。
7〜10日目
最終的に新しいドッグフードのみにする。
お腹の弱い猫の場合は、もう少し時間をかけて切り替えるようにしてください。
賞味期限と保存方法
愛猫のためにも賞味期限を守って適切な方法で保存するようにしてください。
ファーストチョイスの賞味期限
ファーストチョイスの賞味期限は、未開封の場合は製造から18ヶ月となっています。
開封後は、1ヶ月を目安に使い切るようにしてください。
賞味期限が切れてしまったキャットフードは、愛猫の健康を損なう可能性があるので与えないようにしましょう。
上記の期限は、正しい方法で保存した場合の日付である点に注意してください。
正しい保存方法
キャットフードが酸化しないために、できるだけ空気に触れさせないようにすることが大切です。
ファーストチョイスはパッケージにチャックがついているので、中の空気を抜いてチャックをしっかり閉めるようにしてください。
保管場所は劣化を防止するために冷暗所に保管してください。
冷暗所とは多温多湿にならず直射日光の当たらない場所のことです。
冷蔵庫で保存する方もいるようですが、ドライフードは冷蔵庫で保存するのは避けるようにしてください。
外と冷蔵庫内の温度差によって結露が生じ、カビが発生することがあります。
ドライフードはできるだけ常温で保存するようにしましょう。
まとめ
価格はリーズナブルでありながら、第一主原料に肉類を使用し人工添加物は含まれていません。
ビートパルプが気になる方もいると思いますが、過剰に摂取しなければそれほど心配は入りません。
高額なプレミアムフードと比べると品質は落ちますが、この価格帯の中では安全性が高く良質なフードだと思います。
コスパを重視したい方はぜひチェックしてみてください。